「薬剤師1年目って、実際いくらもらえる?」
「病院より薬局やドラッグストアの方が給料は高い?」
「月給30万円なら、手取りも30万円近くあるの?」
薬学生が就職先を選ぶとき、気になるのが初任給・年収・手取りです。ただし、薬剤師の給与は勤務先や地域、手当によってかなり差があります。
この記事では、調剤薬局・病院・ドラッグストアを中心に、薬剤師1年目の給与を分かりやすく比較します。
まず結論|薬剤師1年目はいくらくらい?
薬剤師1年目の月給は、勤務先や地域によって幅がありますが、おおむね20万円台前半〜30万円台で募集されるケースが多く見られます。
傾向としては、病院は低め、調剤薬局は中間、ドラッグストアは高めになりやすいです。
ただし、ドラッグストアでは薬剤師手当や勤務コースによって30万円を大きく超える募集もあります。つまり、「薬剤師の初任給はいくら」と1つの数字で決めるより、どこで・どんな条件で働くかを見る必要があります。
調剤薬局・病院・ドラッグストアの初任給を比較
2026年のキャリア情報では、病院は月20〜25万円前後、調剤薬局は月22〜30万円前後が一つの目安として紹介されています。また、ドラッグストアでは、スギ薬局の採用情報で総合薬剤師が月31万3,400円〜、サンドラッググループの一部では2025年実績として月32万900円(薬剤師手当10万円を含む)の例があります。
注意:上記は全国一律の平均初任給ではありません。実際の給与は、勤務地、勤務コース、住宅手当、薬剤師手当、当直などで変わります。
月給25万円・30万円なら手取りはいくら?
求人票の「月給」は基本的に額面です。そこから健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税などが差し引かれます。
| 額面月給 | 手取りのざっくり目安 |
|---|---|
| 22万円 | 約18万円前後 |
| 25万円 | 約20万円前後 |
| 30万円 | 約24万円前後 |
| 33万円 | 約26万円前後 |
かなり大まかに言えば、額面の75〜85%程度が手取りのイメージです。ただし、扶養、保険料、地域、各種手当などで変わります。
1年目と2年目で注意したいのが住民税です。新卒1年目は前年所得が少ないため住民税の負担が小さいことがあります。2年目に住民税が本格的に差し引かれ始め、「給料が下がった」と感じることがあります。
1年目のボーナスは満額もらえる?
4月入社の場合、夏の賞与査定期間を十分に勤務していないため、夏のボーナスが寸志・一部支給・支給なしとなる会社もあります。
そのため、求人票に「賞与年2回」とあっても、1年目の年収は2年目以降より低くなる可能性があります。
勤務先別|給与以外に何が違う?
調剤薬局
病院より初任給が高めの募集も多く、地域手当や住宅手当が付くケースがあります。薬剤師不足地域では都市部より高い条件になることもあります。
病院
新卒時の給与は低めになりやすい一方、病棟、注射薬、チーム医療など病院ならではの経験があります。厚生労働省の調査では、新卒で病院を選んだ理由の1位は「業務の内容・やりがい」44.0%でした。
ドラッグストア
薬剤師手当や全国勤務コースなどにより、初任給が高めに設定されている企業があります。ただし、営業時間、土日勤務、転勤範囲、OTC・店舗業務の割合も確認しましょう。
初任給より確認したい7つの条件
- 基本給と薬剤師手当の内訳
- 賞与は基本給の何か月分か
- 住宅手当・社宅制度
- 残業代の計算方法
- 年間休日
- 転勤・異動範囲
- 3〜5年後の昇給・キャリア
基本給は要チェック。「基本給22万円+薬剤師手当10万円」の月給32万円と、「基本給30万円+手当2万円」の月給32万円では意味が違います。賞与や退職金が基本給を基準に計算される会社では、長期的な差につながります。
まとめ|1年目は「手取り」と「将来性」まで見る
- 病院:初任給は低めの傾向だが、病棟・チーム医療などの経験が魅力
- 調剤薬局:給与と地域医療・働き方のバランスを取りやすい
- ドラッグストア:薬剤師手当などで初任給が高い企業も多い
大切なのは、「1年目にいくらもらえるか」だけでなく、「3〜5年後にどんな経験と収入を得られるか」まで見ることです。
※給与・採用条件は変更されるため、応募時は最新の募集要項をご確認ください。
※手取り額は概算です。扶養、保険料、住民税、各種手当等により実際の金額は異なります。
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