【薬剤師監修】ナイシトール85・G・Zの違いを比較|どれを選ぶべき?【保存版】

「ナイシトール85・G・Zは何が違うの?」
「どれを選べばいいかわからない」
「お腹の脂肪が気になるけど、自分に合うものを知りたい」

このように迷う方は多いです。

ナイシトールは、どれも防風通聖散をもとにした第2類医薬品です。
ただし、有効成分量・飲む回数・向いている人・続けやすさに違いがあります。

結論からいうと、選び方は次の通りです。

商品向いている人特徴
ナイシトール85a昼に薬を飲みにくい人1日2回で続けやすい
ナイシトールGaまず試したい人成分量と続けやすさのバランス型
ナイシトールZaしっかり対策したい人防風通聖散エキス量が多い

ナイシトール85a・Ga・Zaはすべて防風通聖散ですが、製品によって飲み方や有効成分量が異なります

この記事では、薬剤師の視点から、ナイシトール85・G・Zの違いをわかりやすく比較します。


※本記事は一般的な情報提供です。持病がある方、治療中の方、妊娠中・授乳中の方は、購入前に医師・薬剤師へ相談してください。3製品とも、高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害などがある場合は相談対象です。

目次

ナイシトールの違いは成分量

ナイシトール85・G・Zの大きな違いは、防風通聖散エキスの量です。

防風通聖散は、体力があり、お腹まわりに脂肪がつきやすく、便秘がちな方に使われる漢方処方です。
ナイシトールZaの添付文書でも、脂肪太りで、特にお腹に脂肪がたまりやすい方、便秘がちな方に適しているとされています。

比較すると、次のようになります。

商品防風通聖散エキス量飲み方強さの目安
ナイシトール85a2,500mg1日2回・1回5錠★★☆☆☆
ナイシトールGa3,100mg1日3回・1回4錠★★★☆☆
ナイシトールZa5,000mg1日3回・1回5錠★★★★★

※強さの目安は、有効成分量と服用回数から見た比較です。効果の感じ方には個人差があります。

しっかり成分量で選ぶならZa、続けやすさで選ぶなら85a、まず試すならGaという考え方になります。

ナイシトール85aは続けやすい

ナイシトール85aは、昼間に薬を飲みにくい人に向いています。

理由は、1日2回の服用でよいからです。
仕事中や外出中に薬を飲むのが難しい方でも、朝と夜に分けて飲みやすい点がメリットです。

ナイシトール85aが向く人

  • 昼に薬を飲むのを忘れやすい
  • まずは軽めに始めたい
  • 続けやすさを重視したい
  • いきなり強めの商品は不安
  • お腹の脂肪が少し気になり始めた

一方で、防風通聖散エキス量は3商品の中では少なめです。
そのため、「しっかり対策したい」「便秘がちでお腹の脂肪も気になる」という方は、GaやZaも比較するとよいです。

ナイシトールGaはバランス型

ナイシトールGaは、成分量と続けやすさのバランスを取りたい方に向いています。

ナイシトール85aより防風通聖散エキス量が多く、Zaよりは少なめです。
そのため、初めてナイシトールを使う方でも選びやすい位置づけです。

ナイシトールGaが向く人

  • 85aよりはしっかり試したい
  • Zaほど強めでなくてもよい
  • お腹の脂肪が気になっている
  • 便秘がちで体質に合うか試したい
  • 価格や続けやすさも見たい

Gaは、「まずナイシトールを試してみたい」という方に選びやすい商品です。

ただし、1日3回飲む必要があります。
昼に飲み忘れやすい方は、1日2回の85aのほうが続けやすい場合があります。

ナイシトールZaはしっかり対策向き

ナイシトールZaは、3商品の中で防風通聖散エキス量が多いタイプです。

小林製薬の公式Q&Aでも、ナイシトールZaは承認基準内最大量配合の防風通聖散満量処方とされています。

ナイシトールZaが向く人

  • お腹まわりの脂肪がしっかり気になる
  • 便秘がち
  • 1日3回きちんと飲める
  • 成分量を重視したい
  • 85aやGaでは物足りなさを感じる

Zaは、しっかり対策したい方には選びやすい一方で、誰にでも強いものがよいわけではありません。

防風通聖散は、体質に合わないと下痢や腹痛などが出ることがあります。
また、他の下剤との併用は避ける必要があります。ナイシトールZaの添付文書でも、服用中は他の瀉下薬を服用しないこととされています。

そのため、便がゆるくなりやすい方や胃腸が弱い方は、薬剤師や登録販売者に相談してから選ぶと安心です。

ナイシトールはどれがいい?

迷った場合は、次のように選ぶとわかりやすいです。

悩み・状況選び方
昼に薬を飲めないナイシトール85a
まず試したいナイシトールGa
しっかり対策したいナイシトールZa
便秘がちでお腹の脂肪が気になるGaまたはZa
飲み忘れが心配85a
成分量を重視したいZa

一番大事なのは、強いものを選ぶことではなく、自分の体質と生活に合うものを選ぶことです。

薬は続けられなければ意味がありません。
1日3回飲むのが難しい方がZaを選んでも、飲み忘れが多いと十分に使えないことがあります。

反対に、しっかり飲める方で、お腹の脂肪や便秘が気になる方は、Zaが選択肢になります。

ナイシトールと防風通聖散の違い

ナイシトールは、防風通聖散をもとにした市販薬です。

つまり、まったく別の薬ではありません。
ナイシトール85a・Ga・Zaはいずれも、防風通聖散系の漢方薬です。

ただし、市販薬として販売されているため、商品ごとに

  • エキス量
  • 錠数
  • 飲む回数
  • 価格
  • パッケージ
  • 続けやすさ

が違います。

そのため、検索している方が知りたいのは、
「防風通聖散が入っているか」よりも「85・G・Zのどれを選ぶべきか」です。

ナイシトールが向かない人

ナイシトールは、市販薬ですが、誰にでも向くわけではありません。

特に注意したいのは、次のような方です。

服用前に相談したい人

  • 医師の治療を受けている人
  • 妊娠中、または妊娠していると思われる人
  • 体が弱い人
  • 胃腸が弱く下痢しやすい人
  • 血圧の薬などを飲んでいる人
  • 高齢の方
  • むくみが強い方
  • 今まで薬で発疹やかゆみが出たことがある人

ナイシトールZaの添付文書でも、医師の治療を受けている人や妊婦、体の弱い人、胃腸が弱く下痢しやすい人などは、服用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談するよう記載されています。

また、授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける必要があります。

ナイシトールの副作用と注意点

ナイシトールは漢方薬ですが、副作用がない薬ではありません。

起こる可能性がある症状としては、

  • 発疹
  • かゆみ
  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 胃の不快感
  • 腹痛
  • 下痢

などがあります。

また、防風通聖散系の薬は、体質に合わないとお腹がゆるくなることがあります。
下痢が続く場合や、体調が悪くなる場合は、無理に続けないでください。

特に、他の便秘薬や下剤と一緒に使うのは避けましょう。
ナイシトールZaの添付文書でも、服用中は他の瀉下薬を服用しないこととされています。

ナイシトールはどのくらいで効く?

ナイシトールは、飲んですぐ体重が落ちる薬ではありません。

防風通聖散系の薬は、体質や便通、お腹まわりの脂肪に対して使う薬です。
そのため、短期間で劇的な変化を期待するより、生活習慣の見直しと一緒に使うことが大切です。

市販薬を使う場合でも、

  • 食べすぎを減らす
  • 間食を見直す
  • 夜遅い食事を控える
  • 歩く時間を増やす
  • 便通を整える

といった基本の対策は必要です。

薬だけで脂肪が落ちると考えるより、薬は生活改善を助けるものとして考えたほうが現実的です。

ナイシトールで迷ったときの選び方

最後に、もう一度選び方を整理します。

選びたい人おすすめ候補
昼に飲むのが難しいナイシトール85a
初めてで迷っているナイシトールGa
成分量を重視したいナイシトールZa
便秘がちでお腹が気になるGaまたはZa
続けやすさ重視85a
しっかり対策したいZa

迷ったら、まずは
「自分が1日何回なら無理なく飲めるか」
を考えると選びやすいです。

薬は、強さだけでなく続けやすさも大切です。
1日3回が難しい方は85a、しっかり飲める方はGaやZaを検討するとよいでしょう。

よくある質問

Q. ナイシトール85・G・Zは全部同じですか?

同じ防風通聖散系の市販薬ですが、同じではありません。
有効成分量、飲む回数、1回量が違います。成分量で見ると、85aよりGa、GaよりZaのほうが多いです。

Q. 一番強いのはどれですか?

防風通聖散エキス量で見ると、ナイシトールZaです。
小林製薬の公式情報でも、ナイシトールZaは承認基準内最大量配合の防風通聖散満量処方とされています。

Q. 初めてならどれがいいですか?

迷う場合は、続けやすさなら85a、バランスならGa、しっかり対策ならZaです。
ただし、便がゆるくなりやすい方や持病がある方は、購入前に薬剤師へ相談しましょう。

Q. ナイシトールは便秘薬ですか?

便通に関係する働きはありますが、単なる便秘薬ではありません。
防風通聖散をもとにした漢方薬で、肥満症や肥満に伴う便秘、むくみなどに使われます。

Q. 飲めば必ずやせますか?

必ずやせる薬ではありません。
体質や生活習慣によって差があります。食事や運動の見直しとあわせて使うことが大切です。

Q. 下剤と一緒に飲んでもいいですか?

自己判断で一緒に飲むのは避けてください。
ナイシトールZaの添付文書では、服用中は他の瀉下薬を服用しないこととされています。

まとめ

ナイシトール85・G・Zは、どれも防風通聖散系の市販薬です。
違いは、主に有効成分量・飲む回数・続けやすさにあります。

選び方をまとめると、次の通りです。

商品選び方
ナイシトール85a昼に飲めない人、続けやすさ重視
ナイシトールGa初めて試したい人、バランス重視
ナイシトールZaしっかり対策したい人、成分量重視

ただし、ナイシトールは市販薬であっても、体質に合わないことがあります。
下痢しやすい方、妊娠中・授乳中の方、持病がある方、医師の治療を受けている方は、購入前に薬剤師や登録販売者に相談しましょう。

ナイシトール選びで大切なのは、
「一番強いものを選ぶこと」ではなく、「自分の体質と生活に合うものを選ぶこと」です。

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