「ナイシトール85・G・Zは何が違うの?」
「どれを選べばいいのかわからない」
「成分量や飲み方に差はあるの?」
このように迷う方は多いと思います。
ナイシトールはどれも防風通聖散系の第2類医薬品ですが、
有効成分量、1日の服用回数、1回量、価格帯に違いがあります。
ナイシトール85は防風通聖散エキス2.5gを1日2回5錠、ナイシトールGは3.1gを1日3回4錠、ナイシトールZは5.0gを1日3回5錠となります。
「どれが一番いいか」ではなく、生活スタイルと体感の重さ、続けやすさで選ぶのが大切です。
この記事では薬剤師の視点から、
- ナイシトール85・G・Zの違い
- どれを選ぶべきか
- 向いている人の考え方
- 注意点
- よくある質問
を、わかりやすく整理します。
※本記事は一般的な情報提供です。持病がある方、治療中の方、妊娠中・授乳中の方は、購入前に医師・薬剤師へ相談してください。3製品とも、高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害などがある場合は相談対象です。
冒頭まとめボックス
- ナイシトール85
→ 1日2回で続けやすさを重視したい人向け。防風通聖散エキス2.5g、15歳以上は1回5錠を1日2回です。 - ナイシトールG
→ 85より有効成分量が多く、1日3回タイプ。防風通聖散エキス3.1g、15歳以上は1回4錠を1日3回です。 - ナイシトールZ
→ 3製品の中で有効成分量が最も多い満量処方タイプ。防風通聖散エキス5.0g、15歳以上は1回5錠を1日3回です。 - 3製品とも、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人が対象です。
- 迷ったら、服用回数の少なさなら85、成分量のバランスならG、成分量重視ならZで考えると整理しやすいです。
ナイシトール85・G・Zは何が違う?
結論から言うと、主な違いは次の4つです。
1. 有効成分量
- ナイシトール85
防風通聖散エキス 2.5g/1日量10錠中 - ナイシトールG
防風通聖散エキス 3.1g/1日量12錠中 - ナイシトールZ
防風通聖散エキス 5.0g/1日量15錠中
Zaは承認基準内最大量配合の防風通聖散満量処方とされています。つまり、3製品の中ではZが最も成分量重視の位置づけです
2. 服用回数
- ナイシトール85
1日2回、1回5錠 - ナイシトールG
1日3回、1回4錠 - ナイシトールZ
1日3回、1回5錠
3. 価格帯
変動するため下記参照ください。
比較表|ナイシトール85・G・Zの違い
| 商品名 | 有効成分量 | 飲み方 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ナイシトール85 | 防風通聖散エキス2.5g | 1日2回・1回5錠 | 服用回数が少なく続けやすい |
| ナイシトールG | 防風通聖散エキス3.1g | 1日3回・1回4錠 | 85より成分量が多く、1回の錠数はやや少なめ |
| ナイシトールZ | 防風通聖散エキス5.0g | 1日3回・1回5錠 | 5.0g処方で成分量を重視したい人向け |
ナイシトールはどんな人に向く?
3製品に共通しているのは、防風通聖散系であることです。
- 体に脂肪がつきすぎた、いわゆる脂肪太り
- 特におなかに脂肪がたまりやすい
- 便秘がち
- 体力充実している
- 腹部に皮下脂肪が多い
つまり、ナイシトールは
むくみやすい水太りタイプより、便秘がちで、お腹まわりの脂肪が気になるタイプで考えやすいです。
→ 関連記事
防己黄耆湯はどんな人に向く?

85・G・Zはどれを選ぶべき?
ナイシトール85が向く人
ナイシトール85は、1日2回で続けやすさを重視したい人に向いています。
昼の服用が難しい人には、この回数差は大きいです。
こんな人に向きやすいです。
- まずは続けやすさを重視したい
- 仕事や外出で昼の服用が難しい
- 成分量より、飲みやすいペースを優先したい
ナイシトールGが向く人
ナイシトールGは、85より成分量が多いものを選びたいが、Zほど重く考えすぎたくない人に向いています。
防風通聖散エキス量は3.1gで、1回量は4錠、1日3回です。
こんな人に向きやすいです。
- 85より成分量を上げたい
- 1回5錠より4錠の方が飲みやすい
- 1日3回でも続けられそう
ナイシトールZが向く人
ナイシトールZは、成分量を重視して選びたい人に向いています。
Zaは承認基準内最大量配合の防風通聖散満量処方で、「内臓脂肪や皮下脂肪などのお腹の脂肪を本気でなんとかしたい方」に向くとされています。
こんな人に向きやすいです。
- 成分量を最優先で見たい
- 満量処方タイプを選びたい
- 1日3回、1回5錠でも続けられる
どれを選ぶか迷ったときの考え方
迷ったときは、次の順で考えると整理しやすいです。
1. まずは服用回数で選ぶ
- 昼に飲めないことが多い
→ 85 - 1日3回でも大丈夫
→ G または Z
2. 次に成分量で選ぶ
- 少なめから考えたい
→ 85 - 中間くらいで考えたい
→ G - 最大量重視
→ Z
3. 最後に価格と続けやすさで選ぶ
毎日続けることを考えると、価格や錠数、飲みやすさも大切です。
価格は85<G<Zの順に上がりやすいです。
ナイシトールとコッコアポの違いは?
ナイシトールは防風通聖散系で統一されていますが、コッコアポはシリーズによって処方が違うのが大きな違いです。
そのため、「お腹まわり+便秘」ならコッコアポEX系、「むくみや水太り」ならコッコアポL系のように、体質で分かれます。これはクラシエの各シリーズ情報でも確認できます。
→ 関連記事
ナイシトールとコッコアポの違い

市販薬を使うときの注意点
他の下剤と併用しない
3製品とも、服用中は他の瀉下薬(下剤)を服用しないこととされています。
持病がある人は相談
3製品とも、高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害などがある人は相談対象です。
下痢しやすい人、体力が弱い人は注意
3製品とも、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人は相談対象です。副作用として、下痢、腹痛、吐き気、発汗、動悸、むくみなどが記載されています。
1か月くらい服用してもよくならない場合は相談
3製品とも、1か月位(便秘に服用する場合は1週間位)服用しても症状がよくならない場合は中止して相談とされています。
受診を検討したほうがよいケース
次のような場合は、市販薬だけで続ける前に医療機関へ相談したほうが安心です。
- 急に体重が増えた
- むくみが強い
- 動悸や息切れがある
- 強い便秘や腹痛がある
- 持病がある
- 妊娠中、授乳中である
3製品とも相談対象として、妊婦または妊娠していると思われる人、医師の治療を受けている人、高血圧などの診断を受けた人が挙げられています。
FAQ
Q1. ナイシトール85・G・Zの一番大きな違いは何ですか?
一番大きいのは、有効成分量と服用回数です。
85は2.5gで1日2回、Gは3.1gで1日3回、Zは5.0gで1日3回です。
Q2. どれが一番強いですか?
成分量だけを見ると、Zが最も多いです。
Zaは承認基準内最大量配合の満量処方とされています。
Q3. まず選ぶならどれがよいですか?
続けやすさを重視するなら85、中間のバランスならG、成分量重視ならZで考えると整理しやすいです。
Q4. ナイシトールはどんな人に向きますか?
3製品とも、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人で考えやすいです。
Q5. むくみや水太りタイプでもナイシトールですか?
むくみや水太りが主役なら、防己黄耆湯系のほうが方向性が合うことがあります。
ナイシトールは防風通聖散系なので、便秘がちでお腹まわりの脂肪が気になるタイプで考えやすいです。
まとめ
ナイシトール85・G・Zは、どれも防風通聖散系ですが、
有効成分量・飲み方・続けやすさが違います。
- 続けやすさ重視
→ 85 - 中間のバランス
→ G - 成分量重視
→ Z
大切なのは、
どれが一番強いかだけでなく、自分の生活に合って続けやすいかを見ることです。
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