【薬剤師監修】体がかゆい・全身がかゆい原因は?市販薬でよい場合と受診目安を解説

「体がかゆい」
「全身がかゆくて眠れない」
「市販薬で様子を見ていいのか不安」

このような悩みはありませんか?

体のかゆみは、乾燥・湿疹・かぶれ・虫刺され・あせも・じんましんなど、身近な原因で起こることがあります。
一方で、皮膚に目立った異常がないのに全身のかゆみが続く場合は、内科的な病気や薬の影響が関係していることもあります。

そのため、体がかゆいときは、ただ市販薬を塗るだけでなく、

  • 乾燥によるかゆみなのか
  • 湿疹や赤みがあるのか
  • じんましんのように出たり消えたりするのか
  • 全身に続いているのか
  • 受診したほうがよい症状がないか

を整理することが大切です。

この記事では、薬剤師の視点から、体がかゆい・全身がかゆい原因、市販薬で様子を見てもよいケース、受診したほうがよい目安、市販薬の選び方をわかりやすく解説します。

目次

この記事の結論

体がかゆい・全身がかゆい原因として多いのは、乾燥、湿疹、かぶれ、虫刺され、あせも、じんましんなどです。

軽い乾燥や範囲の狭い湿疹であれば、市販薬や保湿で様子を見られることもあります。
ただし、全身のかゆみが長く続く、皮膚に異常がないのにかゆい、夜も眠れない、発熱やだるさがある、黄疸がある、息苦しさを伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

症状考えられる原因市販薬の考え方
カサカサしてかゆい乾燥、バリア機能の低下保湿剤・ワセリン・ヘパリン類似物質
赤み・ブツブツ・湿疹がある湿疹、かぶれ、あせもかゆみ止め、抗炎症成分、ステロイド外用薬
虫刺されのように腫れてかゆい虫刺され、ダニ刺されかゆみ止め、炎症が強ければステロイド外用薬
出たり消えたりするじんましん抗ヒスタミン薬が選択肢。悪化時は受診
皮膚に異常がないのに全身がかゆい乾燥、内科的な病気、薬の影響など長引く場合は受診

皮膚掻痒症は、体の一部に出る場合と全身に出る場合があり、全身のかゆみでは乾燥が多い一方、皮膚の乾燥がないのに続く場合は内臓の病気や薬が原因となる可能性もあります。

体がかゆい・全身がかゆいときに多い原因

体のかゆみは、皮膚そのもののトラブルで起こることもあれば、全身状態が関係することもあります。

まずは、よくある原因から見ていきましょう。

1. 乾燥によるかゆみ

体がかゆい原因として多いのが、乾燥です。

特に、冬、季節の変わり目、入浴後、エアコンの効いた部屋では、皮膚が乾燥しやすくなります。
皮膚が乾燥すると、外からの刺激を防ぐバリア機能が弱くなり、少しの刺激でもかゆみを感じやすくなります。

乾燥によるかゆみで多い症状

  • 肌がカサカサする
  • 粉をふく
  • 入浴後にかゆい
  • すね、背中、腰まわりがかゆい
  • 夜になるとかゆみが強くなる
  • かくと白い線が残る
  • 冬に悪化しやすい

乾燥によるかゆみでは、まず保湿が大切です。
いきなり強いかゆみ止めを使うよりも、保湿剤で皮膚のバリアを整えることが基本になります。

2. 湿疹・かぶれによるかゆみ

赤み、ブツブツ、ザラザラ、ヒリヒリ感がある場合は、湿疹やかぶれが関係していることがあります。

湿疹やかぶれは、次のような刺激で起こることがあります。

  • 衣類の摩擦
  • 洗剤
  • 柔軟剤
  • ボディソープ
  • 金属
  • 湿布
  • 化粧品
  • 消毒薬
  • マスク
  • 手袋
  • 植物や薬品

原因に触れ続けていると、市販薬を塗ってもなかなか改善しないことがあります。

湿疹・かぶれで多い症状

  • 赤み
  • かゆみ
  • ブツブツ
  • ヒリヒリ感
  • 皮むけ
  • ジュクジュク
  • かさぶた
  • かいた後に悪化する

範囲が狭く、原因がはっきりしている軽い湿疹であれば、市販薬で様子を見られることもあります。
ただし、広がる、ジュクジュクする、痛みがある、何度もくり返す場合は皮膚科を受診しましょう。


3. 虫刺され・ダニ刺され

突然、強いかゆみが出た場合は、虫刺されやダニ刺されも考えられます。

特に、腕、足、首まわり、腰まわりなど、露出部や寝具に触れる部分にかゆみが出る場合は注意しましょう。

虫刺され・ダニ刺されで多い症状

  • 赤く腫れる
  • 強いかゆみがある
  • ポツポツと数か所に出る
  • 寝ている間に刺されたように見える
  • 家族にも似た症状がある
  • かきむしると悪化する

虫刺されでは、かゆみ止め成分や抗炎症成分を含む市販薬が使われることがあります。
炎症が強い場合は、ステロイド外用薬が選択肢になることもあります。

4. あせも

汗をかきやすい季節や、蒸れやすい部位のかゆみでは、あせもも考えられます。

あせもは、汗がうまく外に出られず、皮膚に炎症が起こることで生じます。

あせもが出やすい部位

  • 背中
  • わき
  • 肘の内側
  • 膝の裏
  • ウエストまわり
  • 子どもの皮膚の重なる部分

あせもの対策

  • 汗をかいたら早めに拭く
  • 通気性のよい服を着る
  • 汗をかいた服を着替える
  • 入浴やシャワーで汗を流す
  • かきむしらない
  • かゆみや赤みが強い場合は市販薬を検討する

5. じんましん

体が急にかゆくなり、赤く盛り上がった発疹が出たり消えたりする場合は、じんましんの可能性があります。

じんましんは、皮膚の一部が赤く盛り上がり、強いかゆみを伴うことがあります。
特徴は、同じ場所の発疹が長く残るというより、出たり消えたりすることです。

日本皮膚科学会の蕁麻疹診療ガイドラインでは、かゆみを伴う紅斑が24時間以内に出没することが確認できれば、ほぼ蕁麻疹と考えられるとされています。

じんましんで多いきっかけ

  • 食べ物
  • 体調不良
  • ストレス
  • 疲れ
  • 温度差
  • 運動
  • 圧迫
  • 感染症

じんましんでは、抗ヒスタミン薬が使われることがあります。
ただし、息苦しさ、唇やまぶたの腫れ、のどの違和感、腹痛、気分不快を伴う場合は、アレルギー反応が強く出ている可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。


6. 薬や食べ物によるアレルギー

薬や食べ物が原因で、体にかゆみや発疹が出ることもあります。

特に、新しく飲み始めた薬、サプリメント、健康食品、漢方薬、市販薬がある場合は注意が必要です。

注意したい症状

  • 薬を飲み始めてから発疹が出た
  • 全身に赤みが広がる
  • かゆみが強い
  • 発熱がある
  • 唇やまぶたが腫れる
  • 息苦しい
  • のどが詰まる感じがある

このような場合は、市販薬で様子を見るのではなく、早めに医療機関へ相談しましょう。

7. 内科的な病気によるかゆみ

皮膚に赤みや湿疹がないのに全身がかゆい場合、皮膚以外の原因が関係していることもあります。

たとえば、次のような病気でかゆみが出ることがあります。

  • 肝臓の病気
  • 腎臓の病気
  • 糖尿病
  • 甲状腺の病気
  • 血液の病気
  • 悪性腫瘍
  • 鉄欠乏
  • 薬剤性のかゆみ

もちろん、全身がかゆいからといって必ず大きな病気というわけではありません。
しかし、皮膚に目立った異常がないのにかゆみが続く場合は、皮膚科や内科で相談したほうが安心です。

皮膚の乾燥がないのにかゆみが続き、通常の治療で十分な改善が見られない場合、内臓の病気や飲んでいる薬が原因になっている可能性があると説明されています。

市販薬で様子を見てもよいかゆみ

次のような場合は、市販薬やセルフケアで短期間様子を見られることがあります。

市販薬で様子を見やすいケース対応の考え方
乾燥でカサカサしてかゆい保湿剤を中心にケア
範囲が狭い軽い湿疹かゆみ止め・抗炎症成分を検討
原因がわかる軽いかぶれ原因を避けて市販薬を短期間
軽い虫刺されかゆみ止め、炎症が強ければステロイド外用薬
軽いあせも汗対策+かゆみ止め
かき壊していない早めにかゆみを抑えて悪化予防

ただし、市販薬を使う場合でも、長く使い続けないことが大切です。
特にステロイド外用薬は、5〜6日使っても改善しない場合は使用を中止し、医療機関を受診する目安になります。

市販薬だけで様子を見ないほうがよいかゆみ

次のような症状がある場合は、市販薬だけで対応せず、医療機関を受診しましょう。

受診したほうがよい症状理由
全身のかゆみが長く続く皮膚以外の原因が隠れていることがある
皮膚に異常がないのにかゆい内科的な病気や薬の影響も考える
夜も眠れないほどかゆい生活に支障が出ている
赤みがどんどん広がる炎症やアレルギーの可能性
ジュクジュク・ただれがある感染や湿疹悪化の可能性
発熱やだるさがある全身の病気が関係することがある
唇・まぶたが腫れるアレルギー反応の可能性
息苦しさがある緊急性がある
黄疸、尿の色が濃い肝臓・胆道系の異常が関係することがある
市販薬で改善しない原因や薬が合っていない可能性
妊娠中・授乳中使える薬に制限がある
子ども・高齢者悪化しやすく、薬の選び方に注意が必要

特に、息苦しさ、のどの違和感、唇やまぶたの腫れ、意識がぼんやりするなどを伴う場合は、すぐに医療機関へ相談してください。


症状別|体のかゆみに使う市販薬の選び方

体のかゆみに使う市販薬は、原因によって選び方が変わります。

「かゆいから何でもよい」ではなく、症状に合わせて選びましょう。

①カサカサしてかゆい場合|保湿剤

乾燥によるかゆみでは、まず保湿剤が基本です。

主な選択肢

  • 白色ワセリン
  • ヘパリン類似物質
  • 尿素配合クリーム
  • セラミド配合の保湿剤
  • かゆみ止め成分入りの乾燥肌治療薬

向いている症状

  • カサカサする
  • 粉をふく
  • 入浴後にかゆい
  • 冬に悪化する
  • すね、背中、腰まわりがかゆい

商品例

  • ヒルマイルド
  • HPクリーム
  • ヘパソフトプラス
  • 白色ワセリン
  • ムヒソフトGX
  • メンソレータムAD

ヒルマイルドは、ヘパリン類似物質0.3%を配合した乾燥肌治療薬で、保湿・血行促進・抗炎症の作用を特徴とする一般用医薬品です。

②赤み・湿疹がある場合|抗炎症成分・ステロイド外用薬

赤み、ブツブツ、湿疹、かぶれがある場合は、炎症を抑える成分が選択肢になります。

主な成分

成分特徴
グリチルレチン酸炎症を抑える成分
ウフェナマート非ステロイド性の抗炎症成分
ステロイド外用成分炎症をしっかり抑える。使い方に注意
ジフェンヒドラミンかゆみを抑える抗ヒスタミン成分
クロタミトンかゆみを抑える成分
リドカインかゆみや刺激感を抑える局所麻酔成分

商品例

  • メソッドシリーズ
  • フルコートf
  • ベトネベートN軟膏AS
  • リンデロンVs
  • オイラックスA
  • ムヒアルファEX

ステロイド外用薬は、湿疹やかぶれによる炎症を抑えるのに役立つことがあります。
ただし、長期間の使用は避け、5〜6日使ってもよくならない場合は使用を中止して受診しましょう。

③かゆみが強い場合|かゆみ止め成分入りの塗り薬

赤みが強くなくても、かゆみがつらい場合は、かゆみ止め成分入りの外用薬が選択肢になります。

主な成分

  • ジフェンヒドラミン
  • クロタミトン
  • リドカイン
  • メントール
  • カンフル

向いている症状

  • かゆくてかいてしまう
  • 乾燥とかゆみがある
  • あせもでかゆい
  • 虫刺され後のかゆみ
  • 軽い湿疹のかゆみ

ただし、メントールやカンフルはスーッとした使用感がありますが、肌が荒れているとしみることがあります。
敏感肌やかき壊しがある場合は注意しましょう。

④じんましんのような場合|内服の抗ヒスタミン薬

赤く盛り上がった発疹が出たり消えたりする場合は、じんましんの可能性があります。

じんましんでは、抗ヒスタミン薬が使われることがあります。

市販薬の例

  • アレグラFX
  • クラリチンEX
  • アレジオン20
  • ストナリニZジェル
  • レスタミンコーワ糖衣錠

ただし、じんましんは原因がはっきりしないことも多く、症状によっては受診が必要です。

受診したほうがよいじんましん

  • 全身に広がる
  • 息苦しい
  • 唇やまぶたが腫れる
  • のどの違和感がある
  • 腹痛や吐き気がある
  • 何日もくり返す
  • 原因が薬や食べ物かもしれない

じんましんでは、緊急性の判断と正しい病型診断が重要とされています。

体のかゆみに使われる主な成分

市販薬を選ぶときは、商品名だけでなく成分も見ておくと失敗しにくいです。

成分主な働き向いている症状
ヘパリン類似物質保湿・血行促進・抗炎症乾燥によるかゆみ
白色ワセリン皮膚を保護する乾燥、こすれ、刺激予防
尿素硬くなった角質をやわらかくするひじ・ひざ・かかとの乾燥
ジフェンヒドラミンかゆみを抑えるかゆみが強いとき
クロタミトンかゆみを抑える乾燥・湿疹のかゆみ
リドカインかゆみや刺激を抑えるかゆみ・ヒリヒリ
グリチルレチン酸炎症を抑える軽い赤み・かぶれ
ウフェナマート非ステロイド性抗炎症成分軽い湿疹・かぶれ
ステロイド炎症を抑える赤み・湿疹・虫刺されなど

症状別|おすすめ市販薬の選び方

ここでは、読者が商品を選びやすいように、症状別に整理します。

①乾燥で体がかゆい人

選び方

乾燥タイプでは、保湿が中心です。
かゆみが強い場合は、保湿成分に加えてかゆみ止め成分が入ったものも選択肢になります。

商品候補

商品例特徴
ヒルマイルドヘパリン類似物質配合。乾燥肌向け
HPクリームヘパリン類似物質配合
ヘパソフトプラスかゆみを伴う乾燥肌向け
ムヒソフトGX乾燥によるかゆみに使いやすい
メンソレータムADかゆみを伴う乾燥肌に使われる

②赤み・湿疹で体がかゆい人

選び方

赤みや湿疹がある場合は、炎症を抑える薬を検討します。
軽い症状なら非ステロイド性の抗炎症薬、炎症が強い場合はステロイド外用薬が選択肢になります。

商品候補

商品例特徴
オイラックスAかゆみ・湿疹に使われる
メソッドシリーズ部位や症状別に選びやすい
フルコートfステロイド+抗生物質配合。化膿を伴う場合などに注意して選ぶ
ベトネベートN軟膏ASステロイド+抗生物質配合
リンデロンVsステロイド外用薬。使用部位・期間に注意

③虫刺され・ダニ刺されで体がかゆい人

選び方

虫刺されやダニ刺されでは、かゆみ止め成分や抗炎症成分が役立つことがあります。
腫れや赤みが強い場合は、ステロイド配合薬も選択肢です。

商品候補

商品例特徴
ムヒアルファEX虫刺されのかゆみ・炎症に使われる
ウナコーワエース虫刺され向け
フルコートf炎症が強い場合の選択肢
オイラックスAかゆみ・湿疹にも使われる

④あせもで体がかゆい人

選び方

あせもでは、汗対策が基本です。
かゆみや赤みがある場合は、かゆみ止めや抗炎症成分を含む市販薬を検討します。

商品候補

商品例特徴
ポリベビー子どもの肌トラブルにも使われることがある
ムヒベビー子どものあせも・かゆみに使いやすい
オイラックスAあせも・湿疹・かゆみに使われる
メンソレータムAD乾燥とかゆみがある場合に選択肢

⑤じんましんのように全身がかゆい人

選び方

じんましんのように、赤く盛り上がった発疹が出たり消えたりする場合は、内服の抗ヒスタミン薬が選択肢になることがあります。

商品候補

商品例特徴
アレグラFX眠気が出にくいタイプとして知られる
クラリチンEX1日1回タイプ
アレジオン201日1回タイプ
レスタミンコーワ糖衣錠眠気に注意が必要

注意点

抗ヒスタミン薬は、眠気、口の渇き、服用できない人、他の薬との飲み合わせに注意が必要です。
持病がある方、妊娠中・授乳中の方、子ども、高齢者は購入前に薬剤師へ相談しましょう。

体のかゆみを悪化させない生活のコツ

市販薬を使うだけでなく、日常生活の見直しも大切です。

1. 熱いお風呂を避ける

熱いお風呂は気持ちよいですが、皮膚のうるおいを奪いやすく、かゆみを悪化させることがあります。

体がかゆいときは、ぬるめのお湯に短時間入るのがおすすめです。

2. 体をこすりすぎない

ナイロンタオルで強くこすると、皮膚のバリア機能が弱くなります。

かゆみがあるときは、泡でやさしく洗いましょう。
洗いすぎも乾燥を悪化させる原因になります。

3. 入浴後すぐに保湿する

入浴後は肌の水分が逃げやすい状態です。

タオルで軽く水分を拭いたら、早めに保湿剤を塗りましょう。
乾燥によるかゆみでは、薬よりも保湿の継続が大切になることがあります。

4. 衣類の刺激を減らす

ウールや化学繊維が肌に刺激になることがあります。

かゆみが強いときは、肌に触れる部分は綿素材などやわらかいものを選ぶとよいでしょう。

5. かきむしらない

かくと一時的に楽になりますが、皮膚に傷がつき、さらにかゆみが強くなることがあります。

爪を短くする、冷たいタオルで軽く冷やす、かゆみ止めを適切に使うなど、かき壊しを防ぐ工夫をしましょう。

体がかゆいときのQ&A

Q. 体がかゆいけれど、皮膚に何も出ていません。市販薬でいいですか?

皮膚に何も出ていないのに全身がかゆい場合、乾燥が原因のこともあります。
ただし、かゆみが長く続く場合や、だるさ、発熱、体重減少、黄疸などがある場合は、内科的な原因が関係していることもあります。

まず保湿で改善するかを見てもよいですが、長引く場合は皮膚科または内科で相談しましょう。

Q. 全身がかゆいときは何科に行けばいいですか?

皮膚に赤み、湿疹、ブツブツがある場合は、まず皮膚科が相談先になります。

一方で、皮膚に目立つ異常がないのに全身のかゆみが続く場合は、内科的な病気や薬の影響が関係することもあるため、内科で相談する選択肢もあります。

Q. 体がかゆいとき、ステロイドを塗ってもいいですか?

赤みや湿疹など炎症がある場合、ステロイド外用薬が選択肢になることがあります。

ただし、原因がわからない全身のかゆみに、広範囲で長期間使うのはおすすめできません。
5〜6日使っても改善しない場合は使用を中止し、受診しましょう。

Q. 乾燥によるかゆみにおすすめの市販薬は?

乾燥が中心なら、ヘパリン類似物質、白色ワセリン、かゆみ止め成分入りの乾燥肌治療薬などが選択肢になります。

カサカサが中心なら保湿、かゆみが強いならかゆみ止め成分入り、ひび割れやかき壊しがある場合は状態に合わせた薬を選びましょう。

Q. じんましんと湿疹の違いは?

じんましんは、赤く盛り上がった発疹が出たり消えたりするのが特徴です。
一方、湿疹は赤み、ブツブツ、皮むけ、ジュクジュクなどが続くことがあります。

じんましんで息苦しさや唇の腫れを伴う場合は、すぐに医療機関へ相談してください。

まとめ|体がかゆい・全身がかゆいときは原因に合わせて市販薬を選ぼう

体がかゆい・全身がかゆい原因には、乾燥、湿疹、かぶれ、虫刺され、ダニ刺され、あせも、じんましんなどがあります。

軽い乾燥や範囲の狭い湿疹であれば、市販薬や保湿で様子を見られることもあります。
しかし、全身のかゆみが長く続く、皮膚に異常がないのにかゆい、夜も眠れない、発熱やだるさがある、唇やまぶたが腫れる、息苦しい場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

市販薬を選ぶときは、

  • 乾燥なら保湿剤
  • 赤み・湿疹なら抗炎症成分やステロイド外用薬
  • 虫刺されならかゆみ止め・抗炎症薬
  • あせもなら汗対策とかゆみ止め
  • じんましんなら抗ヒスタミン薬

というように、症状に合わせて選ぶことが大切です。

かゆみは、かきむしるほど悪化しやすい症状です。
早めに原因を見直し、保湿・生活対策・市販薬を上手に使い分けましょう。

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