【薬剤師監修】管理薬剤師は副業できる?法律・勤務先規定・注意点を解説

【PR】この記事には広告を含みます。管理薬剤師の副業や働き方を検討している方に向けて、法律・勤務先規定・注意点を薬剤師目線で解説します。

管理薬剤師として働いていると、

「管理薬剤師でも副業していいの?」
「休日に単発バイトをしても大丈夫?」
「ブログやWebライターなら副業できる?」
「薬局以外の仕事なら問題ない?」
「勤務先にバレたらどうなる?」

と悩むことはありませんか?

結論からいうと、管理薬剤師は副業にかなり注意が必要です。

特に、他の薬局で薬剤師として働く、調剤や投薬に関わる、薬局管理に関わるといった副業は、原則として慎重に考える必要があります。

一方で、ブログ運営やWebライター、資料作成など、薬局での薬事実務とは性質が異なる副業であれば、勤務先の就業規則や利益相反に注意しながら検討できる場合があります。

この記事では、管理薬剤師が副業を考えるときに確認すべき法律、勤務先規定、注意点をわかりやすく解説します。

管理薬剤師で副業を考えている方へ

管理薬剤師は、一般薬剤師より副業に注意が必要です。特に、他の薬局での単発勤務や派遣勤務は、薬事に関する兼務にあたる可能性があります。

今の収入や働き方に不安がある場合は、まず求人相場を確認し、「副業すべきか」「転職で働き方を見直すべきか」を考えるのも一つの方法です。

目次

この記事でわかること

  • 管理薬剤師は副業できるのか
  • 管理薬剤師が注意すべき法律
  • 単発バイト・派遣が難しい理由
  • ブログやWebライターはできるのか
  • 勤務先に確認すべきこと
  • 副業がバレる可能性
  • 管理薬剤師に向いている副業
  • 副業より転職を考えた方がよいケース

管理薬剤師は副業できる?

管理薬剤師は、一般薬剤師より副業に注意が必要です。

特に注意したいのは、薬事に関する副業です。

薬局の管理者については、薬機法上、その薬局以外の場所で業として薬局管理や薬事に関する実務に従事することが制限されています。例外的に、薬局所在地の都道府県知事などの許可を受けた場合は認められる可能性がありますが、厚生労働省の通知でも、兼務許可は例外的な取扱いとされています。

つまり、管理薬剤師が副業を考える場合、
「薬剤師だから何でも副業できる」わけではない
ということです。

管理薬剤師が注意すべき副業

管理薬剤師が特に注意したい副業は、次のようなものです。

副業内容注意度理由
他の薬局で単発バイト高い薬事に関する実務にあたる可能性が高い
派遣薬剤師高い他薬局で調剤・投薬に関わる可能性がある
ドラッグストアで薬剤師勤務高いOTC販売や薬事業務に関わる
他店舗の管理業務高い薬局管理の兼務にあたる可能性がある
学校薬剤師要確認例外的に認められる場合がある
ブログ運営内容・勤務先規定・薬機法に注意
Webライター薬機法・利益相反・守秘義務に注意
ココナラ出品診断・治療判断に見えない表現が必要
株式投資・資産運用低〜中勤務先規定や利益相反に注意

ポイントは、薬局管理や薬事に関する実務かどうかです。

調剤・監査・投薬・OTC販売など、薬剤師として現場業務を行う副業は、管理薬剤師の場合かなり慎重に確認した方がよいです。

管理薬剤師が単発バイトをしにくい理由

管理薬剤師が単発バイトをしにくい理由は、薬局の管理者としての責任があるからです。

管理薬剤師は、薬局を実地に管理し、保健衛生上支障が生じないように必要な注意を行う役割があります。厚生労働省の通知でも、薬局の管理者は薬局業務について必要な注意をし、薬局開設者に必要な意見を述べる立場であることが示されています。

そのため、休日だからといって、別の薬局で自由に薬剤師勤務できるとは限りません。

特に、

  • 他薬局で調剤する
  • 他薬局で監査する
  • 他薬局で投薬する
  • OTC販売に関わる
  • 別店舗の管理業務を行う

といった副業は、薬事に関する実務に該当する可能性があります。

薬剤師の単発バイトについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

関連記事:薬剤師の単発バイトは副業に向いている?メリット・注意点を解説

例外的に兼務が認められる場合はある?

例外的に認められる可能性はあります。

厚生労働省の通知では、薬局管理者の兼務許可について、非常勤の学校薬剤師のほか、薬局の営業時間外に地域の夜間休日輪番で調剤業務に従事する場合、へき地で管理者確保が難しい場合など、地域の医薬品提供体制の確保を目的としたケースが例示されています。ただし、都道府県知事等が個別の事情を踏まえ、薬局管理者としての業務に支障がないと判断する場合に限られます。

つまり、例外はありますが、
「副業収入を増やしたいから他薬局でも働きたい」
という理由だけで簡単に認められるものではないと考えた方が安全です。

例外になり得るケース

ケースポイント
非常勤の学校薬剤師例外として扱われる可能性がある
夜間休日輪番地域の医薬品提供体制確保が目的
へき地での勤務管理者確保が困難な地域など
薬剤師会関連業務内容によって確認が必要
災害時・地域医療支援公益性が高い場合は要確認

ただし、実際の扱いは自治体や個別事情によって異なります。
自己判断せず、勤務先・保健所・都道府県の薬務課などに確認しましょう。

管理薬剤師でもブログ副業はできる?

管理薬剤師でも、ブログ運営は検討しやすい副業のひとつです。

なぜなら、ブログは他薬局で調剤や投薬を行う副業とは性質が違うからです。

ただし、注意点があります。

ブログ副業で注意したいこと

注意点内容
勤務先規定副業禁止・事前申請がないか確認する
守秘義務患者情報や勤務先情報を書かない
薬機法市販薬の効能効果を誇大に書かない
利益相反勤務先や取引先と関係する内容に注意
画像・文章の著作権添付文書や他サイトの丸写しを避ける
広告表記PR表記を入れる

薬剤師ブログで稼ぐ方法や薬機法の注意点については、こちらの記事でも解説しています。

関連記事:薬剤師がブログで稼ぐには?市販薬記事と薬機法の注意点を解説

また、OTCブログの収益化の現実については、こちらの記事も参考になります。

関連記事:薬剤師ブログは稼げる?OTCブログを運営して感じた現実と収益化のコツ

管理薬剤師でも在宅でできる副業を考えたい方へ

管理薬剤師は他薬局での単発勤務に注意が必要ですが、ブログ運営や記事作成など、在宅でできる副業を検討できる場合があります。

薬剤師ブログを本格的に育てるなら、WordPressで記事を積み上げる方法も選択肢になります。

管理薬剤師でもWebライターはできる?

Webライターも、管理薬剤師が検討しやすい副業のひとつです。

医療・健康・薬剤師向けの記事であれば、薬剤師の知識を活かせます。

たとえば、

  • 市販薬の記事
  • 健康コラム
  • OTC記事
  • 漢方薬の記事
  • 薬剤師向け記事
  • 医療系メディアの記事
  • 薬機法に配慮した記事

などがあります。

ただし、Webライターでも注意は必要です。

Webライターで注意したいこと

注意点内容
勤務先の許可副業申請が必要か確認する
守秘義務実際の患者情報を書かない
薬機法効果を断定しすぎない
監修責任名前を出す場合は内容確認を慎重にする
利益相反勤務先や取引先に関係する案件に注意

在宅で副業をしたい管理薬剤師には、Webライターは現実的な選択肢になりやすいです。

在宅で薬剤師の知識を活かしたい方へ

他薬局での単発勤務が難しい管理薬剤師でも、Webライターなら在宅で薬や健康の知識を活かせる場合があります。

まずはクラウドソーシングで「薬剤師」「医療ライター」「健康記事」などの案件を探してみるのも一つの方法です。

ココナラ出品や記事監修はできる?

ココナラなどでスキル販売をする方法もあります。

管理薬剤師としての知識を活かして、

  • 医療記事の表現チェック
  • OTC記事の構成相談
  • 薬機法に配慮した文章確認
  • 一般向け資料作成
  • 薬剤師向け資料作成

などを出品することは考えられます。

ただし、出品内容には注意が必要です。

避けたい表現

避けたい表現理由
あなたの病気を診断します診断行為に見える可能性がある
この薬で治るか判断します医療判断に近くなる
この薬を飲めば大丈夫です安全性を断定している
個別の治療方針を決めます医師の領域に近くなる
副作用はありません不正確な表現

出しやすい表現

出品内容
記事チェック医療・健康記事を薬剤師目線で確認します
薬機法表現の確認市販薬記事の誤解されやすい表現を確認します
OTC記事の構成相談市販薬記事の見出しや構成を相談できます
一般向け資料作成薬の説明文をわかりやすく整えます

ポイントは、診断・治療判断に見えない内容にすることです。

薬剤師の知識をサービス化したい方へ

管理薬剤師としての知識や経験は、記事監修・資料作成・薬機法表現の確認などに活かせる場合があります。

ココナラなどで、どのような医療・健康系サービスが出品されているか確認してみるのもよいでしょう。

管理薬剤師が副業前に確認すべきこと

管理薬剤師が副業を始める前に、必ず確認したいことがあります。

1. 勤務先の就業規則

まずは勤務先の就業規則です。

確認したいポイントは次の通りです。

  • 副業は禁止されていないか
  • 事前申請が必要か
  • 同業他社での勤務は禁止されていないか
  • 競業避止義務があるか
  • 会社名や職場情報を出してよいか
  • 営利目的のブログやSNS運営が可能か

会社によっては、副業全般は認めていても、同業他社での勤務は禁止している場合があります。

2. 薬事に関する副業かどうか

管理薬剤師の場合、ここが最も重要です。

次のような副業は、薬事に関する実務にあたる可能性があります。

  • 他薬局での調剤
  • 他薬局での投薬
  • 他薬局での監査
  • OTC販売
  • 薬局管理業務
  • 医薬品販売業務

少しでも迷う場合は、勤務先や管轄の保健所・都道府県の薬務課に確認しましょう。

3. 本業に支障が出ないか

副業をすると、どうしても時間と体力を使います。

特に管理薬剤師は、

  • 店舗管理
  • スタッフ管理
  • 在庫管理
  • 行政対応
  • 監査対応
  • 医薬品管理
  • クレーム対応
  • 薬局開設者への意見

など、一般薬剤師より責任が重くなりやすい立場です。

副業で疲れて本業の判断力が落ちるのは避けるべきです。

4. 守秘義務に問題がないか

薬剤師は患者さんの個人情報や医療情報に触れる仕事です。

ブログやSNS、Webライターで発信するときは、守秘義務に注意しましょう。

避けるべき内容は次の通りです。

  • 患者さんが特定される話
  • 処方内容が具体的すぎる事例
  • 勤務先がわかる投稿
  • 同僚や医師への不満
  • 薬局内の内部情報
  • 取引先や卸に関する情報

名前を出していなくても、地域や状況から個人が推測されることがあります。

5. 税金・住民税の扱い

副業収入がある場合、確定申告が必要になることがあります。

また、住民税の変化で副業が勤務先に知られる可能性を心配する方もいます。

税金については個別事情によって異なるため、不安がある場合は税務署や税理士に確認しましょう。

管理薬剤師に向いている副業

管理薬剤師は、他薬局での勤務に注意が必要です。

そのため、比較的検討しやすいのは、在宅型の副業です。

副業向いている理由
ブログ運営自分のペースでできる
Webライター薬剤師知識を記事に活かせる
記事監修専門性を活かしやすい
ココナラ出品資料作成や記事確認に広げやすい
教材販売OTCや服薬指導の知識を形にできる
SNS発信ブログや監修依頼につなげやすい

ただし、在宅副業でも勤務先規定や薬機法には注意しましょう。

薬剤師の副業全体については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:薬剤師の副業おすすめ7選|在宅でできる仕事と注意点を解説

管理薬剤師が副業に向いていないケース

次のような場合は、副業よりも働き方そのものを見直した方がよいことがあります。

状況理由
本業がかなり忙しい副業で疲労が増える
残業が多い副業時間を確保しにくい
休日も休めていない体調を崩しやすい
管理薬剤師手当が少ない本業の条件見直しが先かもしれない
人員不足で責任が重い副業どころではない可能性
職場に強い不満がある副業では根本解決にならない

この場合は、副業で無理に収入を足すより、転職や職場見直しを考えるのも選択肢です。

薬剤師が年収を上げる方法については、こちらの記事でも解説しています。

関連記事:薬剤師が年収を上げる方法|転職・副業・派遣の現実を解説

副業より働き方を見直した方がよい場合もあります

管理薬剤師としての責任が重く、残業や休日対応が多い場合、副業で収入を補うよりも、本業の働き方を見直した方がよいこともあります。

今すぐ転職しなくても、求人相場を確認しておくと、自分の年収や働き方が適正か判断しやすくなります。

副業と転職で迷ったら?

管理薬剤師が収入を増やしたい場合、選択肢は副業だけではありません。

大きく分けると、次の3つです。

方法向いている人
副業今の職場を続けながら収入を増やしたい人
転職本業の年収や働き方を見直したい人
派遣・単発すぐ収入を増やしたい一般薬剤師向け。ただし管理薬剤師は注意

管理薬剤師の場合、他薬局での単発・派遣勤務は慎重に確認が必要です。

そのため、

  • 在宅副業で少しずつ収入源を作る
  • 現職で手当や評価を見直す
  • 転職で本業年収を上げる
  • 管理薬剤師から一般薬剤師へ働き方を変える

など、複数の選択肢を比較するとよいでしょう。

転職サイトに登録だけして求人相場を確認する方法については、こちらの記事でも解説しています。

関連記事:薬剤師が転職サイトに登録だけするのはあり?相談だけ使う注意点

管理薬剤師が副業前に使える確認リスト

副業を始める前に、以下を確認しましょう。

チェック項目確認内容
就業規則副業禁止・申請制ではないか
同業他社勤務他薬局勤務が禁止されていないか
薬事実務調剤・投薬・OTC販売に関わらないか
兼務許可必要な場合、自治体の許可が必要か
本業への影響睡眠・休日・体力に無理がないか
守秘義務患者情報や勤務先情報を書かないか
薬機法効果を断定しすぎていないか
税金確定申告や住民税の扱いを確認したか
家族の理解副業時間を確保できるか
長期的な目的収入目的か、実績作りか明確か

このチェックで不安が多い場合は、すぐ副業を始めるより、まず情報収集から始めるのがおすすめです。

よくある質問

Q. 管理薬剤師は副業できますか?

副業の内容によります。

他の薬局で調剤・投薬を行うような薬事に関する副業は、原則として慎重に確認が必要です。例外的に都道府県知事等の許可で認められる場合がありますが、厚生労働省の通知でも兼務許可は例外的な取扱いとされています。

一方で、ブログ運営やWebライターなど薬局の薬事実務とは異なる副業は、勤務先規定や薬機法に注意しながら検討できる場合があります。

Q. 管理薬剤師は単発バイトできますか?

他の薬局で薬剤師として働く単発バイトは、薬事に関する実務にあたる可能性があります。

そのため、管理薬剤師が単発バイトをする場合は、自己判断せず、勤務先や管轄の保健所・薬務課に確認しましょう。

Q. 管理薬剤師でもブログはできますか?

ブログ自体は検討しやすい副業です。

ただし、勤務先の就業規則、守秘義務、薬機法、PR表記には注意が必要です。

患者情報や勤務先情報を書いたり、市販薬の効果を断定したりする表現は避けましょう。

Q. 管理薬剤師でもWebライターはできますか?

可能な場合があります。

ただし、勤務先の副業規定や利益相反に注意しましょう。医療・健康記事を書く場合は、薬機法や医療広告に配慮した表現も必要です。

Q. 管理薬剤師の副業は勤務先にバレますか?

絶対にバレないとは言えません。

住民税、同業者からの情報、SNS、勤務先関係者の目に触れることなどで知られる可能性があります。バレない方法を考えるより、まず就業規則を確認することが大切です。

Q. 管理薬剤師は副業より転職の方がいいですか?

本業の負担が大きい、管理薬剤師手当が少ない、残業が多い、休日が少ない場合は、副業より転職や職場見直しを考えた方がよいこともあります。

副業で収入を増やしても、本業の負担が重すぎると長続きしにくいです。

まとめ:管理薬剤師の副業は「薬事実務かどうか」を必ず確認する

管理薬剤師は、副業にかなり注意が必要です。

特に、

  • 他薬局での単発バイト
  • 派遣薬剤師
  • OTC販売
  • 調剤・監査・投薬
  • 他店舗の管理業務

などは、薬事に関する実務にあたる可能性があります。

管理薬剤師は薬局を実地に管理する立場であり、薬局管理者の兼務許可は例外的な取扱いとされています。

一方で、

  • 薬剤師ブログ
  • Webライター
  • 記事監修
  • ココナラ出品
  • 教材販売
  • SNS発信

などの在宅型副業は、勤務先規定や薬機法に注意しながら検討できる場合があります。

管理薬剤師が副業を考えるときは、まず次の順番で確認しましょう。

1. 勤務先の就業規則を確認する
2. 薬事に関する実務か確認する
3. 必要なら保健所・薬務課に確認する
4. 本業に支障が出ないか考える
5. 守秘義務・薬機法・税金にも注意する

副業で収入を増やすことは悪いことではありません。

ただし、管理薬剤師は責任の重い立場です。

無理に副業を始めるより、在宅副業を小さく始める、求人相場を確認する、働き方そのものを見直すなど、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

管理薬剤師として働き方を見直したい方へ

副業で収入を増やす方法もありますが、管理薬剤師の負担が大きい場合は、本業の条件を見直すことも大切です。

今すぐ転職しない場合でも、求人相場を知っておくと、自分の年収や働き方が適正か判断しやすくなります。

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