あごやフェイスラインに繰り返す大人ニキビが気になるとき、
「ペアアクネとアクネス25って何が違うの?」
「どっちも似て見えるけど、自分にはどちらが合う?」
と迷う方は多いです。
結論からいうと、ペアアクネとアクネス25はかなり近いタイプのニキビ治療薬です。
どちらも、
炎症を抑える成分
殺菌成分
を配合し、赤く目立つニキビに使いやすい設計です。さらに、どちらも透明になるクリームで、塗ったあとが目立ちにくく、日中も使いやすいのが強みです。
ただし、同じように見えても違いはあります。
ペアアクネは、ライオンで面皰の生成を抑えつつ炎症をしずめる点や、弱酸性でメイクの上からも使いやすい点が強調されています。いっぽうアクネス25は、ロート製薬でしぶとい大人ニキビや赤く目立つニキビ向けとして案内され、さらにアラントインを配合しているのが特徴です。
ニキビは軽く見られやすいですが、日本皮膚科学会の2023年ガイドラインでも、軽症でも瘢痕を残しうることがあり、早期治療が大切とされています。市販薬で様子を見てよい場合もありますが、繰り返すニキビや跡が残りそうなニキビでは、皮膚科受診も考えたいです。
先に結論|ペアアクネとアクネス25の違い
先にざっくりまとめると、選び方は次のように考えやすいです。
つまり、基本の使いやすさならペアアクネ、しぶとい大人ニキビへの訴求やアラントイン配合に魅力を感じるならアクネス25、という考え方がしやすいです。
ペアアクネとアクネス25の比較表
| 項目 | ペアアクネクリームW | アクネス25メディカルクリームEXa |
|---|---|---|
| 分類 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 |
| 主な有効成分 | イブプロフェンピコノール イソプロピルメチルフェノール | イブプロフェンピコノール イソプロピルメチルフェノール アラントイン |
| 主な特徴 | 炎症を抑え、アクネ菌を殺菌。透明クリームでメイクの上からも使いやすい | 炎症を抑え、アクネ菌を殺菌。さらにアラントイン配合。透明クリームで大人ニキビ向け訴求 |
| 仕上がり | 透明、べたつきにくい | 透明、べたつきにくい |
| 香り・色 | 弱酸性、植物系のほのかな香り | 無香料、無着色、弱酸性 |
| 向いている悩み | 赤ニキビ、あご・口まわりのニキビ | しぶとい大人ニキビ、赤く目立つニキビ |
ペアアクネの特徴
ペアアクネクリームWは、ライオン公式でWの作用が案内されています。
1つ目はイブプロフェンピコノールによる炎症を鎮める作用です。
2つ目はイソプロピルメチルフェノールによるアクネ菌などの殺菌作用です。さらに、イブプロフェンピコノールがアクネ菌による面皰の生成を抑え、炎症も鎮めるとされています。
また、ペアアクネは
- 塗ると透明になる
- ベタつきにくい
- 弱酸性
- 塗った上からメイクもできる
といった使いやすさも特徴です。
そのため、ペアアクネは大人ニキビ向けの定番から選びたい人や、スキンケアの流れに組み込みやすいものを選びたい人に向いています。
アクネス25の特徴
アクネス25メディカルクリームEXaは、しぶとい大人ニキビの元から効く商品として案内されています。配合されている有効成分は、
- イブプロフェンピコノール:抗炎症成分
- イソプロピルメチルフェノール:殺菌成分
- アラントイン:組織修復成分
の3つです。つまり、ペアアクネと共通する抗炎症・殺菌に加えて、アラントイン配合が大きな違いです。
さらに、アクネス25も
- すぐに透明
- 塗った上からメイクOK
- 伸びがよく、ベタつかない
- 弱酸性
- 無香料、無着色
とされており、日中も使いやすい設計です。
そのため、アクネス25は“大人ニキビ向け”のわかりやすさで選びたい人や、赤く目立つニキビにしっかり使いたい人に向いています。
成分の違いをわかりやすく解説
共通する成分
ペアアクネとアクネス25には、共通して
イブプロフェンピコノール
イソプロピルメチルフェノール
が入っています。
イブプロフェンピコノールは、赤みや炎症を抑える方向の成分です。
イソプロピルメチルフェノールは、アクネ菌などを殺菌する成分です。
違う成分
大きな違いは、アクネス25には組織修復成分であるアラントインが入っていることです。
いっぽう、ペアアクネはアラントインは入っていません。
アラントインの役割
アクネス25にだけ入っているアラントインは、組織修復成分です。傷ついた皮膚組織の修復を促進するとされています。つまり、炎症を抑えるだけでなく、荒れた肌を整える方向の成分として理解するとわかりやすいです。
ニキビは、毛穴づまりだけでなく、炎症によって周囲の皮膚が荒れた状態にもなります。そのため大人ニキビでは、炎症を抑えることに加えて、荒れた肌の回復も意識することが大切です。アクネス25は、イブプロフェンピコノールで炎症を抑え、イソプロピルメチルフェノールでアクネ菌などを殺菌し、さらにアラントインで傷ついた皮膚組織の修復を助けるという形になります。
ただし、アラントインが入っているからといって、それだけで劇的に強い薬という意味ではありません。抗炎症成分と殺菌成分に加えて、肌の修復面にも目を向けた処方と考えると、アクネス25の特徴がつかみやすいです。
大人ニキビにはどっちが向いている?
あごや口まわりにぽつんとできるなら
あごや口まわりにできる大人ニキビでは、どちらも候補になります。
理由は、両方とも炎症を抑える成分と殺菌成分を持ち、透明で使いやすいからです。日中に目立ちにくいことも共通の強みです。
- 定番の使いやすさで選ぶならペアアクネ
- 大人ニキビ向け訴求のわかりやすさやアラントイン配合で選ぶならアクネス25
赤く目立つニキビが気になるなら
赤みが目立つニキビでは、どちらも合いやすいです。
ただし、ロート製薬はアクネス25を赤く目立つニキビ向けとして明確に案内しています。なので、商品の打ち出し方で選ぶなら、アクネス25のほうがイメージしやすいです。
迷ったらどう考える?
迷ったら、次のように考えると選びやすいです。
- まず失敗しにくい定番を使いたい → ペアアクネ
- 大人ニキビ向けとして選びたい → アクネス25
- メイクの上から使いやすいものがよい → どちらでも候補
- 無香料・無着色を重視したい → アクネス25
市販薬で様子を見てよいケース
市販薬で様子を見やすいのは、次のような場合です。
- ニキビの数が少ない
- 白ニキビや軽い赤ニキビが中心
- 顔の一部だけにできている
- 強い痛みや膿がない
- 深くしこるニキビではない
ニキビは慢性炎症性疾患ですが、軽い段階ならセルフケアから始めることもあります。ただし、軽症でも瘢痕を残しうることがあるため、長引く場合は引っ張りすぎないことが大切です。

皮膚科を受診したい目安
次のような場合は、市販薬だけで長く様子を見ず、皮膚科受診を考えたいです。
- 赤ニキビや黄ニキビが多い
- 同じ場所に何度も繰り返す
- しこりのように深い
- 背中や胸まで広がっている
- 跡が残りそう
- 市販薬を使っても改善しない
- 悪化している
日本皮膚科学会の2023年ガイドラインでは、面皰にはアダパレンや過酸化ベンゾイル、炎症性皮疹には過酸化ベンゾイル、外用抗菌薬、配合ゲルなどが推奨されています。中等症以上では内服抗菌薬が使われることもあります。
つまり、繰り返す大人ニキビや跡になりそうなニキビでは、皮膚科治療のほうが合うことがあるということです。
使い方のポイント
ペアアクネは、ライオンQ&Aで洗顔後に患部へ塗り、そのあと保湿する流れが案内されています。スキンケアの前ではなく、洗顔後すぐに患部へ塗る点がポイントです。
アクネス25も、透明でベタつきにくく、塗った上からメイクができると案内されています。どちらも、広範囲にだらだら塗るより、気になるニキビ部分へ使うことを基本に考えたいです。
また、ニキビケアでは塗り薬だけでなく、洗顔しすぎないことや刺激の少ない保湿も大切です。ガイドラインでも、ニキビ患者への1日2回の洗顔が推奨されています。
Q&A|ペアアクネとアクネス25のよくある質問
Q1. ペアアクネとアクネス25はどっちが強いですか?
どちらが一方的に強いとは言いにくいです。
共通して、炎症を抑える成分と殺菌成分を配合しています。違いは、アクネス25にアラントインが入っていることや、商品としての打ち出し方です。
Q2. 大人ニキビにはどっちが向いていますか?
どちらも向いています。
そのうえで、大人ニキビ向けというわかりやすさで選ぶならアクネス25、定番の使いやすさで選ぶならペアアクネと考えると選びやすいです。
Q3. 白ニキビにも使えますか?
ペアアクネは、ライオン公式で面皰の生成を抑える説明があり、白ニキビの段階も意識しやすいです。とはいえ、白ニキビを何度も繰り返す場合は、皮膚科でのアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの治療のほうが向く場合もあります。
Q4. メイクの上から使えますか?
どちらも、公式情報で透明になり、塗った上からメイクOKと案内されています。日中の使いやすさは、両商品の共通した強みです。
Q5. 改善しないときはどうしたらいいですか?
市販薬を使っても改善しない、悪化する、繰り返す場合は、皮膚科受診を考えたいです。ニキビは軽症でも瘢痕を残すことがあるため、引っ張りすぎないことが大切です。
まとめ
ペアアクネとアクネス25は、どちらも
炎症を抑える成分
殺菌成分
を配合し、赤く目立つ大人ニキビに使いやすい透明クリームという共通点があります。
違いをまとめると、
基本の使いやすさや定番感で選ぶならペアアクネ、
しぶとい大人ニキビ向けという打ち出しやアラントイン配合で選ぶならアクネス25、
という考え方がしやすいです。
ただし、繰り返すニキビや跡が残りそうなニキビでは、市販薬だけに頼りすぎないことも大切です。日本皮膚科学会のガイドラインでも、早期治療と適切な維持療法の重要性が示されています。
