眠れない夜、つらいですよね。「眠ろうと思うほど眠れない」「朝起きたときに疲れが取れていない」といった睡眠トラブルに悩む人は増えています。
本記事では薬剤師監修のもと、「寝れない」悩みに対して役立つ市販薬やサプリメント、漢方薬、枕といった快眠サポートアイテムを厳選して紹介します。加えて、原因別のアドバイスやQ&A形式での解説も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそもなぜ寝れない?主な原因をチェック
原因 | 詳細 |
---|---|
ストレス・不安 | 交感神経が優位になり、脳が覚醒状態に |
ブルーライト | スマホやパソコンでメラトニンの分泌が抑制 |
生活習慣の乱れ | 寝る時間が不規則・寝る直前の飲食 |
加齢 | メラトニン分泌量の低下 |
ホルモンバランスの変化 | 更年期やPMSなど |
寝れない方へおすすめ成分とその作用
成分名 | 作用・効果 |
ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 抗ヒスタミン作用で自然な眠気を誘導 |
GABA | 神経の興奮を抑えるリラックス成分 |
テアニン | 緊張を和らげ、α波を増加させる |
ラフマ | 抗ストレス、抗不安、睡眠の質向上 |
メラトニン | 体内時計を調整、自然な眠気を誘発 |
グリシン | 体温を下げることで入眠を促す |
寝れない人におすすめの市販薬・サプリ【成分解説付き】
OTC(医薬品)
ドリエル(エスエス製薬)、リポスミン(皇漢堂製薬)、ネオディ(大正製薬)
- 成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩
- 特徴:一時的な不眠に対応。抗ヒスタミン作用で自然な眠気を誘導
- 注意:毎日のように使うと効きにくくなることがある。
- 下記OTC成分はすべてジフェンヒドラミン50mgで同じとなります。価格や使用感などで選択するのがよいかと思います。
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ユクリズム(ロート製薬)、加味帰脾湯エキス顆粒(クラシエ)
- 成分:加味帰脾湯(漢方)
- 特徴:自律神経に働きかけてイライラや緊張を鎮め、不眠症を改善
- 加味帰脾湯は心が疲れている、不安や虚弱な方に合っている漢方となります。
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抑肝散(ツムラ)、漢方ナイトミン 抑肝散錠(小林製薬)
- 成分:抑肝散(漢方)
- 特徴:神経がたかぶって不眠が続く方に
- 抑肝散は加味帰脾湯と異なり心が過敏、神経質、気の上がっている人に合っている漢方となります。
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サプリメント
ネルノダ(ハウスウェルネスフーズ)
- 成分:GABA100mg
- 特徴:眠りの深さを促し、 スッキリとした目覚めの向上に役立つ機能をもつ 機能性関与成分GABAを配合。
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睡眠サポート カプセルa(大正製薬)
- 成分:GABA 100mg、クロセチン7.5mg
- 特徴:良質な眠りをサポートする(睡眠の質(眠りの深さ)を高め、中途覚醒回数を減らし、起床時の眠気や疲労感を和らげる)機能があることが報告されているクロセチンを配合
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グリナ(味の素)
- 成分:グリシン 3000mg、GABA 100mg
- 特徴:すみやかに深睡眠をもたらし、睡眠の質の向上(熟眠感の改善、睡眠リズムの改善)や、起床時の爽快感のあるよい目覚め、日中の眠気の改善、疲労感の軽減、作業効率の向上に役立つ機能グリシンを配合
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レムウェル(小野薬品ヘルスケア)
- 成分:DHA(イクラオイル)、DAGE、EPA
- 特徴:一時的に睡眠に不満を感じている健康な方の睡眠の質を向上させる機能。
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快眠ユーグレナ(アリナミン製薬)
- 成分:ユーグレナグラシリス由来パラミロン
- 特徴:睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を改善し、起床時の疲労感を軽減する機能、作業時の一時的なストレス(イライラ感、緊張感)を緩和する機能。
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セントジョーンズワート(DHC)
- 成分:セントジョーンズワートエキス
- 古くからヨーロッパでうつ病に利用されてきたセントジョーンズワートというハーブの成分を配合したサプリメント。薬との併用注意(効果を弱めてしまうことも)。
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子供・妊婦・高齢者が使う場合の注意点
- 子供(12歳未満):ドリエルなどは服用不可。医師に相談を。
- 妊婦・授乳中:安全性未確認の成分が多いため自己判断での使用は避けましょう。
- 高齢者:代謝や排泄機能が低下しているため、少量から使用し、効果と副作用を慎重に確認。
よくあるQ&A
Q. ドリエルとナイトール、どちらが効果が高い?
A. どちらもジフェンヒドラミン塩酸塩が主成分で効果はほぼ同等です。ブランドの好みや価格、錠剤のサイズで選ぶのが◎。
Q. メラトニンは日本で買えないの?
A. 日本国内では医薬品に分類されるため販売されていませんが、海外通販で入手可能。ただし自己責任での使用になります。
Q. サプリと市販薬、併用してもいいの?
A. 原則はNG。過剰摂取のリスクがあります。どうしても併用したい場合は医師や薬剤師に相談を。
Q. 睡眠薬と市販の睡眠改善薬はどう違う?
A. 睡眠薬は医師の処方が必要で、効果が強く副作用リスクもある。市販薬は軽度の不眠に対応。
Q. 睡眠改善薬は毎日使ってもいいの?
A. 長期連用は避けた方が良いです。3日〜1週間使っても改善が見られない場合は、医師の診察を。
サプリや薬以外のストレスケア・快眠法・快眠枕
- ぬるめの入浴(38〜40℃):副交感神経を優位にして眠気を促す
- アロマオイル(ラベンダー、カモミールなど):嗅覚からリラックス効果
- 軽いストレッチやヨガ:心身の緊張を緩める
- 旅行・自然に触れる:非日常で自律神経を整える
快眠を助けるおすすめ枕・寝具
健眠枕(株式会社イッティ)
- 肩首サポート設計
- 松平健プロデュース!ワンランク上の寝心地が実現する”寝返りのしやすさ”と”寝姿勢”を追求した枕。。

首と肩がホッとする枕PLUS(株式会社サバキュー)
- 睡眠の前に首と肩を温めて、心身を癒す
- エアースルーファイバーを使用しており、嫌な後頭部の熱、ムレを逃がす。

テクノジェルピロー(株式会社ディーブレス)
- ジェル素材で温度調整&圧力分散
- 横向き・仰向けどちらでも快適な睡眠をサポート。

まとめ:自分に合った不眠対策を見つけよう
- 寝れない原因は人それぞれ。ストレスや生活リズムも見直そう
- 軽度な不眠には市販薬やサプリが有効。ただし用法・用量は厳守
- 子供や妊婦、高齢者は慎重な判断が必要
- 生活習慣の改善や快眠グッズなどと併用することで、より高い効果が期待できます