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【薬剤師監修】ナイシトールとコッコアポの違いは?痩せたい人が選ぶべきなのはどっち?

「ナイシトール」と「コッコアポ」は、どちらも脂肪の分解・代謝を促す漢方薬系のダイエットサポート薬
テレビCMやドラッグストアでもおなじみで、「どっちを選べば痩せるの?」と迷う方も多いですよね。

しかし実際には、同じように見えて配合されている漢方処方がまったく違うため、
「効く人」「効きにくい人」の差が出やすいのが特徴です。

この記事では、薬剤師監修の観点から
ナイシトールとコッコアポ(EX/G/L)の違い・体質別の選び方・効果の出やすい人の特徴
を分かりやすくまとめます。

目次

ナイシトールとコッコアポの基本比較表

商品名配合漢方主な作用向いている体質
ナイシトールZ/G/85防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)脂肪の分解促進・便通改善・代謝UP脂肪太り・便秘がち・体力がある人
コッコアポEX錠防風通聖散(約3/5量)穏やかに脂肪代謝を促す軽度肥満・便秘気味の人
コッコアポG錠大柴胡湯(だいさいことう)肝機能・脂質代謝を整えるストレス太り・中性脂肪が気になる人
コッコアポL錠防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)水分代謝を改善し、むくみを取る水太り・冷え性・むくみ体質

コッコアポシリーズの違いを詳しく解説

コッコアポEX錠(防風通聖散の3/5量)

ナイシトールと同じ防風通聖散を配合していますが、
EX錠はナイシトールZの約3/5の生薬量で、穏やかに効くマイルドタイプです。
お腹まわりが気になり始めた人や、刺激の強い薬が苦手な人にもおすすめ。

向いている人

  • 軽い肥満傾向
  • お腹ポッコリタイプ
  • 便秘がちで代謝が悪い人

コッコアポG錠(大柴胡湯)

「大柴胡湯」は、肝臓の働きを助け、脂質代謝を整える処方です。
特にストレスや食べすぎが原因で太りやすい人に向いており、現代の“内臓脂肪型肥満”にピッタリなタイプです。

向いている人

  • ストレスでつい食べすぎる
  • 肩こり・胃もたれがある
  • 中性脂肪・内臓脂肪が気になる
  • イライラ・緊張でお腹が張る

💡 ポイント
大柴胡湯は「太鼓腹」といわれる、お腹が硬く張っているタイプに適しています。
便秘がある場合でも下剤成分は含まれず、穏やかに代謝を整えるのが特徴です。

コッコアポL錠(防已黄耆湯)

「防已黄耆湯」は、水分代謝を促し、体内にたまった“余分な水分”を排出する処方です。
体が重だるい、むくみやすい、汗をかきにくいといった「水太りタイプ」におすすめ。

向いている人

  • 冷えやすくむくみやすい
  • 体が重い・疲れやすい
  • 汗をかかず代謝が悪い
  • 水分をため込みやすい

💡 ポイント
水の滞りを改善して基礎代謝を底上げするので、
「冷え+むくみ」タイプの女性に特に人気です。

ナイシトールの特徴とEXとの違い

ナイシトール(防風通聖散)

ナイシトールシリーズは、防風通聖散を最大量配合しており、
脂肪燃焼・便通改善・デトックス作用を強力にサポートします。

製品名防風通聖散エキス量(成人1日量)特徴
ナイシトールZ5,000mg強力タイプ。脂肪燃焼をしっかりサポート。
ナイシトールG3,100mg標準的。体力中程度向け。
ナイシトール852,500mg穏やか。刺激に弱い人におすすめ。

向いている人

  • お腹まわりの脂肪が気になる
  • 便秘・肌荒れ・むくみを感じる
  • 暑がりで体力があるタイプ

成分量で見る違い

製品漢方処方エキス量(成人1日量)作用の強さ
ナイシトールZ防風通聖散5,000mg★★★★★
ナイシトールG防風通聖散3,100mg★★★★☆
ナイシトール85防風通聖散2,500mg★★★☆☆
コッコアポEX錠防風通聖散3,420mg★★★★☆
コッコアポG錠大柴胡湯2,700mg★★☆☆☆(代謝改善中心)
コッコアポL錠防已黄耆湯3,200mg★★☆☆☆(水分代謝中心)

体質別の選び方まとめ

体質・症状おすすめ製品主な漢方
お腹まわりの脂肪・便秘が気になるナイシトールZ防風通聖散
軽い肥満・お腹ポッコリナイシトールG/コッコアポEX防風通聖散(マイルド)
ストレス太り・内臓脂肪コッコアポG大柴胡湯
冷え・むくみ・水太りコッコアポL防已黄耆湯

⚖️ 要点まとめ

  • 「脂肪を燃やしたい」なら防風通聖散系(ナイシトール・コッコアポEX)
  • 「ストレス太り」には大柴胡湯(コッコアポG)
  • 「むくみ・水太り」には防已黄耆湯(コッコアポL)

自分がストレス太り?水太り?それとも肥満?

ナイシトールやコッコアポのような漢方ダイエット薬を選ぶうえで大切なのは、自分の太り方のタイプを見極めることです。

ストレス太りタイプ

特徴

  • 食べることでストレスを発散しようとする
  • 甘いもの・脂っこいものを無意識に選びがち
  • 肩こり・イライラ・不眠など自律神経の乱れがある
  • 下腹よりも「上半身」が太りやすい

原因

ストレスにより交感神経が優位になり、ホルモンバランス(特にコルチゾール)の影響で脂肪をため込みやすくなります。
また、胃腸の働きが乱れ、食欲のコントロールが効きにくくなるのも特徴です。

水太りタイプ

特徴

  • むくみやすく、体が重だるい
  • 汗をかきにくく、冷えやすい
  • 天候や気圧の変化で体調を崩しやすい
  • 下半身に脂肪がつきやすい

原因

水分代謝(「気」や「血」とともに体をめぐる「水」)が滞ることで、余分な水分や老廃物が体内に溜まりやすくなります。
代謝の低下や血流不良も重なり、下半身中心にむくみ太りが進行。

肥満型(脂肪過多)タイプ

特徴

  • 食べ過ぎ・脂肪の蓄積が原因
  • 便秘がちでお腹まわりが張りやすい
  • 脂っこい食事が多く、内臓脂肪型が多い
  • BMIが高め(25以上)

原因

脂肪代謝の低下と便通の悪化が組み合わさることで、体内に余分な熱と老廃物がこもりやすくなります。
結果、皮下脂肪や内臓脂肪がつきやすくなります。

よくある質問(Q&A)

Q1. ナイシトールとコッコアポを併用していい?
→ 同系統の成分(防風通聖散など)が重複する場合は併用NG
副作用(下痢・腹痛)につながることがあります。

Q2. どのくらいで効果が出る?
→ 平均で1〜2か月の継続服用で変化を感じる人が多いです。
食事制限・運動と組み合わせると効果的です。

Q3. 飲むタイミングは?
→ 食前または食間(食後2〜3時間後)が理想です。
空腹時に飲むことで吸収が高まります。

まとめ:どれを選ぶべき?

目的おすすめ
強力に脂肪を落としたいナイシトールZ
穏やかに脂肪を落としたいナイシトールG/コッコアポEX
ストレス・中性脂肪・内臓脂肪コッコアポG(大柴胡湯)
むくみ・冷え・水太りコッコアポL(防已黄耆湯)

ナイシトールとコッコアポは、どちらも「痩せ薬」ではなく、体質改善による“痩せやすい体”を目指す漢方薬です。
成分や体質に合わせて選ぶことで、より自然にスッキリとした変化を感じられるでしょう。

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